ここが一番危ない!事故時に損傷しやすい部分

二輪事故負傷者の損傷主部位

上の図は警察庁発表の平成25年中の交通事故の発生状況内、損傷部位別・状態別負傷者数のまとめです。
※負傷事故内での統計であり、死亡事故の統計ではありません。

最も怪我をしやすい部位は脚部、続いて腕部となります。
これは転倒時にまず手や肘、膝を着くことが多いからだと推察出来ます。
また脚部に関しては転倒時にバイクと地面の間に挟まれることも多い為です。
意外に多いのが顎部です、頭というのは人間の体の中でも非常に重い部位なので転倒時にぶつけやすいです。
顎部を負傷するケースは、多くがフルフェイスヘルメットを着用していないものと思います。

腕部に関してはライディングジャケットを着ることで大半がプロテクターでガード出来ます。
脚部のプロテクターを装着せずにジーンズや皮パンツなどで運転をするライダーが多いですが、一番怪我をしやすい部分を守っていないのでとても危険です。
脚部の多少の怪我では命に関わることは少ないでしょうが、命に関わる重大な損傷にもなることもありますのでプロテクターをしっかり装着することが大事です。

ヘルメット衝突部分

※図はドイツのハノーバーメディカルスクールの交通事故調査学の
教授Dietmar Otteよる公道での交通事故における
ライダーの頭部がぶつかる箇所を調べたものです。

図を見ると一目瞭然なのですが、事故を起こした際に顎部分をぶつけるケースが圧倒的に多いです。
安全面からフルフェイスヘルメット、眼鏡を掛けた方でも安易に着脱が出来るシステムヘルメットタイプを装着することをおすすめします。